経年劣化しやすい屋根は、どの時期に屋根塗装し直すべきでしょうか。

 

 

家の中でも最も高い位置にある屋根は、日々雨や風、雪に耐えてくれる大切な部分です。
また、一番高い場所にあるので経年劣化を確認しにくい場所でもあります。
脚立だけでは屋根の塗装の剥がれなどは確認しにくいので、適正な屋根の塗装時期を知っておくと良いでしょう。
屋根塗装の時期はポイントがあります。まずは劣化の程度についてご説明しましょう。

 

屋根塗装のタイミング

採光をとるための窓などを屋根に設けている場合、
塗装だけでなく窓枠も劣化するため劣化と共に雨漏りがしやすくなります。
屋根から水の音がするなどの違和感や具体的に雨漏りを見つけたら、早急に屋根の点検を依頼しましょう。
この場合、屋根の内側の点検や屋根塗装も同時に行うのがベストです。
一般的なハウジングメーカーで家を建設した場合、
３年や５年、１０年程度のくぐりで家の定期点検が設けられています。
１０年点検は大きな点検を行うことが多く、屋根についても塗装や雨漏りを点検します。
具体的な雨漏りに発展していなくても、
違和感があるようでしたら１０年程のタイミングで屋根全体の点検を行うこともおススメです。

 

塗料の耐用年数

屋根の塗装は寿命があります。
寿命も屋根塗装の時期を知るポイントです。
瓦とは異なり、重い瓦が飛んでしまったりかけたりしない反面、外壁やベランダと類した塗装を行う屋根は、
塗料の劣化があります。
一般的なスレート素材の屋根ですと約１０年未満でも屋根塗装のタイミングが訪れることがあります。
防水塗装の場合、約１５年程度が耐久年数とされているので、自宅の屋根の塗装がどのような塗料で行われたか、
その塗料の耐用年数はどの程度か知っておくようにしましょう。
また、近年ゲリラ豪雨や猛烈な台風を経験することが多くなっています。
このような災害級の天候の後はどうしても屋根の塗料のみならず外壁なども傷みがちですので、
気になる場合は定期点検を待たずに専門業者に無料点検を依頼するのも良いでしょう。

 

屋根塗装にベストな時期

では、塗料を使う屋根塗装は１年の中でどの時期に依頼するのがベストでしょうか。
塗料ですから、インクと同じように考えるとわかりやすいでしょう。
まず雪や雨の多い時期は避けるのがマストです。
降雪の多いエリアは初夏や秋先が良いとされています。
この時期は新築の建設が多い時期でもあり、屋根塗装の専門業者も多忙な時期なので、
早めに依頼するようにしましょう。
梅雨時期や降雪の多い冬は避けましょう。
雪の少ないエリアは冬季でも作業を行う専門業者も多くなっています。
梅雨や台風の多い時期以外なら依頼をしやすいので、あらかじめ時期を相談して依頼すると良いでしょう。

 

屋根塗装における助成金

屋根塗装にはもう一つ知っておくと良い時期、があります。
それは助成金です。
外壁や屋根のリフォームがある程度の基準をクリアしていると、自治体が助成金を補助する場合があります。
この場合、対象となる屋根塗装かどうかや申請が出来る専門業者なのかなど予め把握しておきましょう。
お住まいの自治体に問い合わせてみるのがおすすめです。
場合によっては屋根だけでなく、そのほかの外壁部分の塗装も同時に行ったほうがお得なケースもあるので、
家の状態やタイミングを考慮しておきましょう。

 

屋根塗装をお願いする業者を選定しよう

屋根塗装の業者は場合によっては塗装専門の場合もあれば、
リフォーム業者など他の工事も請け負っている会社があります。
どのような形態の会社に依頼するかによって、実は結構塗装費や施工費が異なっています。
塗料は大体同じ目安の料金になりますが、業者によっては屋根塗装なども費用に相当の開きがあることも一般的です。
また、家の修繕と兼ねて屋根塗装も行う場合は割安になるケースもあります。
助成金を活用できる場合は早めにリフォームを行うのもおすすめです。